震災10年の再戦で際立った王者の盤石ぶり J1川崎、先発6人入れ替えも5発で開幕3連勝

前半、先制ゴールを決める川崎・小林(左)
前半、自身2点目のゴールを決める川崎・小林(中央)
仙台に大勝し、サポーターの拍手に応える川崎イレブン
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 「明治安田生命J1、仙台1-5川崎」(6日、ユアテックスタジアム仙台)

 川崎が今季最多5得点の大勝で、クラブ初の開幕3連勝を飾った。前節C大阪戦(3日)から中2日。鬼木達監督(46)は先発6人を入れ替え、今季初先発のFW小林悠(33)らを送り出した。小林が2得点を挙げるなど、川崎は前半だけで4得点を奪い、試合を決定付けた。

 東日本大震災から間もなく10年の節目を迎える。2011年4月23日、震災によるリーグ中断を経た再開初戦で顔を合わせたのが川崎と仙台だった。等々力競技場で行われた雨中の熱戦は川崎が先制するも、仙台が逆転勝利を収め、被災地に勇気や希望を届けた。

 この日の一戦は「復興支援試合」として行われた。10年前の試合ではコーチとして川崎ベンチにいた鬼木監督は「今日のゲームは川崎、仙台、多くの方にとって思い入れのあるゲームだった」と当時を思い出しながら振り返った。

 震災から10年の“再戦”で、川崎は王者として10年前とは異なる盤石の強さを見せた。鬼木監督は「チームとして一歩一歩進んでいる。今日の試合は(雰囲気に)のまれてもおかしくなかったが、選手は自分たちにフォーカスしながら、やるべきことをやってくれた」と10年間のチームの成長ぶりを噛みしめるように語った。

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