メッシ、一転してバルサ残留か ラポルタ氏の会長復帰で
スペイン1部リーグ、バルセロナの会長選挙で会長経験のあるジョアン・ラポルタ氏が当選した。8日投開票され、他の2候補を抑えて勝利した同氏は昨年夏に退団の意思を示したアルゼンチン代表FWメッシについて「彼は残りたいと願っていると確信している」と残留の可能性があるとしている。
ラポルタ氏は所属選手からの祝福があったかと問われ、「例えばレオ・メッシやジェラール・ピケ、ジョルディ・アルバがお祝いしてくれた。普通のことだと思う」と現場からの支持があるとした。特にメッシに対しては思うところがあるようで「メッシが投票に駆けつけているのを見るのはとても素敵なことだった。彼がバルサを愛していることの一つの証明」と、長男チアゴくんとともに1票を投じたことが来季以降もメッシがカンプ・ノウに立つことに繋がるとしている。
新会長の日程は、8日午前に地元ラジオ2局でインタビューを受けた後、クラブ総合練習場へ行きロナルド・クーマン監督、選手らと話をすることになっている。また9日にはチームとともにパリ入り。翌10日のチャンピオンズリーグ、PSG戦を観戦する。
今後の人事については、大手家電販売チェーンのCEOをクラブ最高経営責任者に迎えると表明しているが、その他は全くの白紙という。うわさされているのは元マジョルカ会長、前バレンシアGMのマテウ・アレマニー氏とイスラエルや中国でスポーツディレクターや監督を務めたジョルディ・クライフ氏の入閣。ほか元所属選手で現在アル・サッド(カタール)を率いているシャビ・エルナンデス監督の招聘だが、ラポルタ会長は「何の約束もしていない。まずはクラブにいる職員に敬意を示し彼らと話をしなければならない」と話すにとどめた。