Jリーグ20年度33・5億円黒字 村井チェアマン「有効に使っていく」

 Jリーグは8日、社員総会を行い、2020年度の決算を承認した。一般企業の当期純利益に相当する「当期一般正味財産増減額」は33億5800万円の黒字を計上した。

 コロナ禍において異例の大幅黒字を確保したが、経常費用を40億円削減したことなどによるもので、Jリーグ側は「緊急避難的なコスト削減による黒字」と説明した。来年度は17・8億円の赤字予算を計上しており、今年度の黒字は「21年以降も継続するコロナ禍の悪影響に備え、最低限のリーグ機能の維持などに充当される見込みである」と強調した。

 村井満チェアマン(61)は「我々が成長を果たした利益ではない。緊張感を持って有効に使っていくつもり」と厳しく受け止めた。

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