「明治安田生命Ｊ１、横浜Ｍ３－０浦和」（１４日、日産スタジアム）

　横浜ＭがＦＷ前田大然（２３）の２ゴールなどで浦和に３－０で快勝し、２連勝とした。

　前田が止まらない。前半３分、右サイドでＦＷ仲川がボールを受けると、一度はニアサイドに走り込むそぶりを見せ、ファーに急加速。滑り込みながら左足を合わせた。

　電光石火の先制点で３試合連続ゴール。「（身長が）大きくないので動き回って相手をかく乱させるのが使命」という言葉通りの動きだった。同２６分にも右足ボレーで追加点。直近３試合５得点で得点ランク首位のＣ大阪ＦＷ大久保に並んだ。

　１トップとしての貢献は得点だけではない。スプリント数が前半だけで３１回を数えるなど、最前線から激しい圧力をかけて味方の守備の負担を軽減した。ポステコグルー監督も「チームの助けになっている」と評価した。

　今季ホーム初勝利の立役者となる圧倒的な活躍で、月末のＵ－２４（２４歳以下）日本代表入りへアピールした。