G大阪の集団感染 ロッカールームやバス内トイレにも課題 NPB・Jリーグ連絡会議
日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が合同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第28回会合が22日に開催され、会議後にプロ野球の斉藤惇コミッショナー(81)、Jリーグの村井満チェアマン(61)がオンライン会見を行った。
J1G大阪で選手6人、スタッフ2人のクラスターが発生し、約2週間の活動休止となったことについては疫学の専門家が調査に入り、感染ルートを推測。ロッカールームでの換気問題やマスクなしの会話、また移動中のバス内のトイレの使用なども感染リスクとして指摘されたという。
政府は今後、新型コロナの影響で来日できていない外国人選手や指導者について、徹底した防疫措置を条件に入国を許可する方針。村井チェアマンは「外国人をお迎えするにあたって、NPB、Jリーグがそれぞれどのような態勢を敷くのかという我々の備えを共有した」と現状を説明した。斉藤コミッショナーも「相当の準備をしないと外国から選手を受けることはできないだろうと理解している。かなり厳しい入国条件を整備している段階」と説明した。