「国際親善試合、日本－韓国」（２５日、日産スタジアム）

　近年の過去の対戦を振り返る。通算成績は１３勝２３分け４０敗（ＰＫ戦は引き分け扱い）で、２０１９年１２月に行われた東アジアＥ－１選手権以来の対戦。親善試合としては２０１１年８月１０日のキリンチャレンジカップ（札幌ドーム）以来となる。

　▽１９年１２月１８日　Ｅ－１選手権　●０－１（釜山）

　森保監督指揮下では初の韓国戦。オール国内組で臨んだ大会。引き分け以上で優勝が決まる条件だったが、相手の積極的なプレスにチームとして消極的になる。前半２８分にＭＦ黄仁範のミドルで失点。１点差を追いつけなかった。

　▽２０１７年１２月１６日　Ｅ－１選手権　●１－４（東京）

　今大会も国内組で臨んだ。ホーム（味の素スタジアム）での韓国戦４失点は６３年ぶりという屈辱だった。翌年にＷ杯ロシア大会を控えている状況で、日本協会は選手とのコミュニケーション不足を主な理由として、結果的にハリルホジッチ監督を１８年４月に解任。西野監督がＷ杯本大会の指揮を執った。

　▽２０１５年８月６日　Ｅ－１選手権　△１－１（武漢）

　国内組で出場。大会１試合目の北朝鮮戦で引き分け、勝利が欲しい試合だったが、ＰＫで先制点を献上。ＭＦ山口蛍のミドルで追いついたものの、勝ち越せず。ハリルホジッチ監督は、選手の疲労などフィジカル面の問題を理由に挙げた。

　▽２０１３年７月２８日　東アジア杯　○２－１（ソウル）

　ザッケローニ監督時代、国内組で出場。１－１で迎えた後半ロスタイムに、この日先制ゴールを決めていた柿谷が決勝点を挙げた。柿谷は今大会が代表初選出で、存在感を示した。

　▽２０１１年８月１１日　キリンチャレンジ杯　○３－０（札幌）

　ザッケローニ監督時代で香川、本田、岡崎、長谷部、遠藤、内田らが出場。香川が先制ゴ－ルを奪うと途中出場で初招集の清武が香川の２点目と本田のゴールをアシスト。鮮烈デビューを果たした。

　▽２０１１年１月２５日　アジア杯　○２－２（ＰＫ３－０）（ドーハ）

　ザッケローニ監督時代。１－１で迎えた延長戦で、本田のＰＫがはじかれたところを細貝がつめて勝ち越しに成功。しかし、試合終了間際にセットプレーからの混戦で失点。ＰＫ戦にもつれ込んだ。悪いムードの中、川島が１人目、２人目を連続でストップ。相手の３人目が外し、日本の４人目・今野が決めて決着した。