DF瀬古が先制アシスト&無失点 背水の一戦で存在感
「U-24国際親善試合、日本3-0アルゼンチン」(29日、ミクニワールドスタジアム北九州)
日本はMF板倉滉(24)=フローニンゲン=の2得点などでアルゼンチンを3-0で下した。南米予選を1位で突破し、五輪本大会で金メダル候補に挙げられるアルゼンチンとの2連戦を1勝1敗で終えた。
センターバックでフル出場したDF瀬古歩夢(20)=C大阪=が背水の一戦で結果を残した。前半45分に「自分の特長」と語るロングフィードで、DFラインの裏に抜け出したFW林大地(23)=鳥栖=の先制点をアシストした。「相手の映像を確認していて背後の対応が雑なところが何シーンかあった。そこを狙っていけた」。林とは試合前から狙いを共有していたといい、以心伝心のアシストに「いいボールを配球できた」と胸を張った。
アルゼンチンとの1戦目には出番がなかった。「自分でチャンスをつかまないといけない、自分をもっとアピールしないといけない」と背水の覚悟でピッチに立った。「球際のバトルになると想像していた」と、本職の守備でも無失点に貢献。昨季Jリーグでベストヤングプレーヤー賞(新人王)を受賞した20歳は、五輪メンバー18人の枠を虎視眈々と狙う。