Ｊ１浦和は１日、ノルウェー１部のＦＫボデ・グリムトからデンマーク出身のＦＷキャスパー・ユンカー（２７）が完全移籍で加入することでクラブ間合意に達したと発表した。

　ユンカーは１８６センチの長身で左利き。Ｕ－２１（２１歳以下）デンマーク代表に選出された経歴を持つ。昨季はノルウェー１部で２５試合２７得点を挙げて得点王と年間最優秀選手に輝き、リーグ優勝に貢献した。

　ユンカーはクラブを通じて「まず、浦和レッズに加入することができて、とても幸せに感じています。世界で最も熱いファン・サポーターの前でプレーできるチャンスをいただけたことを光栄に思っています。浦和レッズからのオファーを聞き、この機会を逃すことは一切考えられませんでした。早く来日して、チームメイトと一緒にプレーできることを心待ちにしています。これから多くの勝利に貢献していきます」とコメントした。

　浦和は今季リーグ戦６試合を終え、１勝２分け３敗の１３位に沈んでいる。中でも総得点３で流れの中からの得点はなく、得点力不足が際立っていた。開幕直前にブラジル出身のＦＷレオナルドが中国に移籍し、ＦＷ興梠慎三は昨年１２月に右脚の手術を行い、３月に復帰したばかりで、前線の選手層が懸念されていた。４月２日の登録期間終了直前に待望のストライカー補強に成功した。