仙台 裏天王山で執念ドロー 終了間際の同点ゴールに手倉森監督「よくやった」

横浜FCと引き分け、タッチを交わす西村(15)ら仙台イレブン
後半、ゴールを決め、タッチを交わす仙台・西村(中央)
試合終了間際、CKのこぼれ球を押し込み同点とし、駆けだす仙台・吉野(右)
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 「明治安田生命J1、横浜FC2-2仙台」(17日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 仙台が「裏天王山」となった横浜FCとの一戦をドローで終えた。2点のリードを許しながら、終了間際に追いつく粘り強さを発揮。手倉森誠監督は「セットプレーではあるけど2点きっちり返したこと、敵地で勝ち点1を拾えたことはかろうじての仕事になった」と振り返った。

 序盤は苦戦を強いられた。前半17分に先制点を奪われ、後半23分には追加点を許した。それでも終盤にはゴールに迫り続け、後半37分にコーナーキックからFW西村拓真のヘディングで1点を返した。終了間際の同46分には、またしてもセットプレーの流れから最後はDF吉野恭平が押し込んだ。一度はオフサイドの判定を受けてノーゴールとなったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、同点ゴールが認められた。指揮官は「最後の最後までゴールに向かえば何か起こせるということ。よくやったと思います」と選手をたたえた。

 ただ、「この(2点を追う)展開を招いたのは自分たち。今日のゲームのような展開で勝ち点1でよかったと思うようじゃダメだ」と厳しい言葉も残した。

 今季未勝利同士の対決で勝ち点1を分け合った。指揮官は「もう少し詰めれば(勝ち点)3を取れるという意識をしっかりチームに染みこませて次の試合に向かいたい」と次節での今季初勝利を見据えた。

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