Jリーグが新型コロナウイルスの現地検査導入 村井チェアマン「より安全性を確認」
Jリーグは19日、臨時実行委員会・臨時理事会後にオンライン会見を行い、新型コロナウイルス感染症のオンサイト(現地)検査の導入を発表した。
試合の直前までに選手やスタッフなどで陽性が確認された場合、試合当日のキックオフ3時間前にJリーグが指定するキットを用いて実施する検査となっている。20日のルヴァン杯、鹿島-札幌戦(カシマ)から導入される。
このオンサイト検査で陰性が確認されれば、試合にエントリーできる。日々の体調管理、2週間に1度のPCR検査を引き続き行った上で実施する。
リーグでは、3月3日の名古屋-G大阪戦(豊田)直前にG大阪の複数の選手、スタッフから新型コロナウイルス感染症の陽性が判明し、試合開催が急きょ、中止となったことがあった。G大阪のケースでは試合前日の夕方から当日未明の検査で陽性者が出ていた。
Jリーグはすでに昨年の陽性判定数を超える状況となっている。村井満チェアマン(61)は「変異株が猛威をふるっている状況で、より安全性を確認するステップをこれまでのPCR検査に加えてオンサイトという手法を加える判断をした。新たな検査態勢で備えていきたい」と説明した。