J1神戸期待の逸材FWリンコンが練習合流「ゴールに絡みたい」
J1神戸に新加入したブラジル人選手のFWリンコン(20)が20日、全体練習に初合流した。練習後にオンライン取材に応じ、「隔離期間中の環境は厳しかったが、自分はコンディション的にもフィジカル的にもいつでもチームの助けになれると思って来ている」と自信を見せた。登録上は、24日のJ1鹿島戦(カシマ)から出場可能の見込みとなる。
4日に来日し、防疫措置としてJリーグが一括管理する「Jリーグバブル」で所定の隔離期間を経て合流したリンコン。ブラジルの名門フラメンゴからの加入となる右利きのストライカーでフラメンゴ下部組織から16歳でプロデビューした逸材だ。
リンコンは「自分の特徴は、動きながらゲームを作ることでチャンスのところ、ゴールのところに絡みたい。ポジションは基本前ならどこでも」と自身の持ち味を語った。日本のサッカーについては「展開が速いと感じます」と印象を挙げた。
三浦淳寛監督(46)もリンコンの決定力への期待は大きい。この日、すでにミニゲームに参加したと言い、「まずは、体が強い。一歩が出る。ミニゲームで短い時間でも3、4点ゴールを決めていた。決めきるところに関しては独特のものを持っている」と違いを感じている。
新戦力としては、一足早く合流したケニア代表FWアユブ・マシカ(28)とともに神戸の攻撃をけん引することとなる。リンコンは「全力でプレーをして神戸のためになりたい。点を取ってチームを助け、目標のACLに貢献したい」と力を込めた。