J1徳島 今季加入のカカが日本デビュー戦で存在感 ルヴァン杯でFC東京と引き分け
「ルヴァン杯・1次リーグ、徳島1-1FC東京」(28日、ポカリスエットスタジアム)
J1徳島がB組首位のFC東京と引き分け、勝ち点1を積み上げた。これでFC東京以外の徳島、神戸、大分の3クラブが勝ち点4で並んだ。
1-1で迎えた後半26分、新型コロナウイルス感染拡大の影響で合流が遅れていた、今季新加入のDFカカ(22)が日本デビューを果たした。ひときわ大きな拍手を浴びてピッチに立ったカカは、最終ラインから効果的な縦パスを通すなど存在感を見せた。ダニエル・ポヤトス監督(42)は「(カカは)まだ適応している段階だが(カカが出場してからも)全体的に相手をコントロールできたし、いいパスを通し、攻撃にも継続性を与えてくれた」と攻守両面での評価を与えた。
試合は前半12分、FW浜下瑛(25)がヘディングで先制点を決めるも、後半開始早々にコーナーキックから同点に追いつかれた。その後も徳島が優位に試合を進めるも、勝ち越し点は奪えず。勝ちきれはしなかったが、MF小西雄大(23)は「監督が目指しているサッカーに近いものだったと思う」と前向きに語った。
24日のリーグ戦では柏に1-5と大敗。メンバーは大きく入れ替わったが、この日の試合で確かな手応えを得た。次戦は中2日でリーグ戦・鳥栖戦。必ず勝利につなげてみせる。