J1横浜M 遠藤渓太の完全移籍を発表 期限付き移籍先ウニオンが買い取りオプション行使
J1横浜Mは30日、ドイツ1部ウニオン・ベルリンに期限付き移籍しているMF遠藤渓太(23)が完全移籍すると発表した。
ウニオン・ベルリンも同日、買い取りオプション行使による遠藤の獲得を発表。移籍金は100万ユーロ(約1億3000万円)前後とみられる。公式サイトによると、両クラブ間で詳細な移籍条件について開示しないことで合意しているという。
東京五輪世代の遠藤は昨夏に1年間の期限付き移籍でウニオン・ベルリンに加入。移籍後初先発した昨年11月7日のビーレフェルト戦で先制点となる初ゴールを決めた。度重なる筋肉系の負傷に苦しみながら公式戦15試合1得点。移籍期間満了となる6月30日を前に、ウニオン・ベルリンが買い取りオプションを行使した。
遠藤は横浜Mを通じて「この度、ドイツの1.FCウニオン・ベルリンに完全移籍をすることになりました。
スクールからプロ生活までの16年間、人生の大半をF・マリノスで過ごしました。僕はF・マリノスの育成組織含め、他のクラブに移籍をすることなくF・マリノスでプレーさせていただきました。このクラブで育ったんだと自信を持てることですし、自分にとっては一生の誇りです。これまで僕に関わってくださった方々、応援してくださった方々には感謝の気持ちしかありません。
いつの日かまた日産スタジアムでプレー出来れば幸せです。本当に横浜F・マリノスが今もこれからも大好きです!まだドイツで何一つ結果を残せていないので、活躍を届けられるよう自分で決めた道で頑張りたいと思います」とコメントした。
遠藤は横浜Mの下部組織出身で、2019年には33試合7得点で横浜Mのリーグ優勝に貢献した。同年12月には国内組で編成された日本代表にも初選出され、東アジアE-1選手権で2試合に出場した。
ウニオン・ベルリンには17年夏から約半年間、引退した元日本代表DF内田篤人氏が在籍した。クラブ史上初の1部挑戦となった昨季は11位で1部残留に成功。今季は31試合を終えて11勝13分け7敗の8位で1部残留を決めている。