退団の浅野拓磨に4億円要求か パルチザン「訴訟に勝つと確信」現地紙報じる

 日本代表FW浅野拓磨(26)が2日に自身のLINEブログでセルビア1部パルチザンとの契約を解除したと発表した問題で、セルビアの日刊紙「ブリツ」は同日(日本時間3日)の電子版で「パルチザン側が訴訟を起こし、浅野に300万ユーロ(約4億円)を要求する」と報じた。

 浅野は「度重なる給与の未払い、不誠実な対応」を理由に退団を発表。これに対して、パルチザン側は公式サイトで「根拠のない退団で、契約違反」「あらゆる法的手段を講じる」と徹底抗戦の構えを見せている。

 パルチザンは浅野と2022年6月末まで契約を残しているが、経営難のため、移籍金が発生する今オフに放出する方針で、中東、中国からオファーが届いているという。

 同紙は「クラブは弁護士を雇い浅野に補償として300万ユーロを要求すると言われている」と記し、「クラブは訴訟に勝つと確信しているが、法廷で少なくとも2年間かかる」と伝えた。さらに、「300万ユーロは、浅野の放出によって受け取ると計算される500万ユーロ(約6億6千万円)よりも大幅に少なくなっている」と付け加えている。

 浅野は2016年夏にJ1広島からイングランド・プレミアリーグのアーセナルに完全移籍。ドイツ2部(当時)シュツットガルトやドイツ1部(当時)ハノーバーへの期限付き移籍を経て、19年夏に3年契約でパルチザンに完全移籍し、22年6月末まで契約を残していた。

 今季はリーグ戦33試合に出場し、欧州1部で日本人最多となる18得点を挙げ、得点ランキング2位につける活躍していた。

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