J1浦和が日本代表DF酒井宏樹を獲得へ 今夏にマルセイユ退団の意思固める
J1浦和がフランス1部マルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹(31)の獲得に乗り出していることが9日、複数の関係者の話で分かった。既に正式オファーを提示しており、交渉がまとまれば9年ぶりの日本復帰となる。
酒井は12年夏にJ1柏からドイツ1部ハノーバーに完全移籍し、契約満了となった16年夏にマルセイユに加入した。今季も主力としてリーグ戦28試合に出場。契約は22年6月末までとなっており、獲得には移籍金が発生する。酒井本人もJリーグのクラブに移籍する意思を固めたという。
東京五輪のオーバーエージ(OA)枠の有力候補にも挙がっているが、五輪は所属クラブに選手の派遣義務がない。Jリーグは五輪期間中、原則中断されることから、国内復帰すればOA枠入りが容易となる見通しだ。
浦和は今季、右サイドバックに元日本代表代表DF西大伍(33)を補強したが、酒井が加われば、西を中盤で起用するなどさらに戦術の幅が広がる。