イニエスタの人間性、三木谷氏も惚れ惚れ「レアルのサポーターが拍手、その意味が分かる」
J1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが37歳の誕生日を迎えた11日、東京都内で記者会見を行い、神戸との2年間の契約延長に合意したと発表した。
会見に同席した神戸の三木谷浩史会長(56)はこれまでの3年間で、改めてイニエスタの人間性を惚れ直した様子。「世界ナンバーワンのテクニック、サッカー頭脳、予想をはるかに上回る。それ以上にチームを思いやる、周囲の人への思いやり。(バルセロナ時代に宿敵の)レアル・マドリードのサポーターが拍手を送るのはアンドレスだけ。その意味が分かるなと思います。(イニエスタのおかげで)ヴィッセルのステータスがあがっただけでなく、Jリーグの認知も上がった」とうなずいた。
また、契約延長にあたり、イニエスタの“配慮”があったことも明かした。「新型コロナの影響で神戸だけでなく、さまざまなクラブが経済的にも厳しい状況にある。その中でイニエスタらしいと思ったのが、経済面でかなり歩み寄りをしていただいた。本当に感謝している」と語り、イニエスタが大幅減俸に応じたことを示唆。視線をイニエスタに送り、頭を下げた。
イニエスタは会見で、「ヴィッセル神戸の関係者、ファンの方々。愛情とリスペクトをもってファミリーとして迎え下さった事に感謝しています。このプロジェクトに関わっていくことにモチベーションを感じています。信頼、大切にしてもらっていることが何より大事なこと。新たな挑戦、3年前に感じた熱い思いと同じく、挑戦を続けて行きたい」と語った。