なでしこ合宿開始 高倉監督、五輪反対論に「手の届かない問題」「ぶれることなく努力」

 サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)が11日、福島県内で合宿を開始した。オンライン取材に応じた高倉麻子監督(53)は「攻守にわたる戦術的な部分をブラッシュアップしていくことと、細部にわたる技術的なところを最終的に研ぎ澄ましていく大事なキャンプになる」と位置づけを語った。

 今回は国内組23人での合宿。海外組では4月の国際試合でFW岩渕真奈(28)=アストンビラ=やMF長谷川唯(24)=ACミラン=ら6人を招集。そこにチーム事情で招集見送りとなったDF熊谷紗希(30)=リヨン=を加えた7人が候補となっている。本番のメンバー18人の選考について「基本はこれまで呼んだ30人がベース。根本的な考えとしてここにいる選手と、海外組の選手たちというところで考えている」と固まりつつあることを明かした。

 新型コロナウイルス感染拡大の収まりが見えていないことから、五輪開催自体に反対の声も上がっている。高倉監督は「私たちが手の届かないところの問題」とした上で、「大会が開催されるとしても、そうじゃないとしてもぶれることなく日々努力をしていくことは変わらずチーム全体としてやっていきたいと思う」と姿勢を示した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス