G大阪連敗 今季10試合でわずか3得点 宮本監督「得点を量産していく必要がある」

広島に敗れ、肩を落とすG大阪イレブン
G大阪-広島 前半、同点ゴールを決め喜ぶG大阪・一美=パナスタ
G大阪-広島 後半、ゴールを決め喜ぶ川辺(中央)ら広島イレブン=パナスタ
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 「明治安田生命J1、G大阪1-2広島」(12日、パナソニックスタジアム吹田)

 G大阪はホームで前節・川崎戦(8日)に続き連敗を喫した。今季10試合を終えてわずか1勝。勝ち点7で18位と苦境が続く。

 前半36分、自陣右サイドからのFKをゴール前でフリーにした広島DF佐々木にヘッドで決められて先制を許す。前半終了間際にMF朱世鍾の左CKをFW一美がファーサイドでたたきつけるヘッドで同点に追いついた。前半でゴールを奪うのは今季初めてだった。

 しかし後半に勢いが続かない。後半20分、前半はゴールに結びついた朱世鍾のCKが今度はクリアされ、絵に描いたようなカウンターを浴びる。最後は広島MF川辺に豪快に決められた。「セットプレーの失点、我々のセットプレーからの失点。失点の仕方が淡泊なところも修正しないといけない」と宮本恒靖監督は苦い表情。直近の2試合は4-3-3の布陣だった宮本監督は、この試合では4-4-2を採用。負傷者続出で懸案の右サイドバックにはMF奥野が入った。

 後半33分には来日初のメンバー入りしたMFウェリントンシウバが出場。2列目の右に入り、巧みなドリブルを見せたが、ゴールは遠かった。元アーセナルのアタッカーは「ずっと楽しみにしていたデビューを迎えることができたことは良かった。最後までチームで勝利を狙って頑張ったが、勝利に結びつかなかったことは残念」と初陣を振り返る。昨季2位のチームが低迷していることについては「スタートで出遅れて正直自信を少し失っているのかなと感じます。自信を取り戻すためには勝利を挙げていくしかない」と巻き返しを誓った。

 10試合を終えてチームの総得点はわずか3点。宮本監督は「やはり得点を量産していく必要があると思いますし、増やしていかないと勝ちにつながっていかない」と課題を口にした。

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