INAC神戸 元日本代表FW京川舞がバセドウ病と診断 当面は治療に専念
9月に開幕するサッカー女子プロリーグ・WEリーグのINAC神戸は13日、元日本代表FW京川舞(27)がバセドウ病(甲状腺機能亢進症)と診断されたことを発表した。
クラブによると、京川は3月中旬に心拍数などを計測するGPSセンサー数値で異常を検知し、同31日のメディカルチェックで心電図異常が確認され、再検査となった。4月7日に実施した心臓MRI検査では異常なかったが、同19日の採血検査の結果、甲状腺機能亢進が見られ、同21日の専門医による精密検査でバセドウ病と診断されたという。
早期発見と軽度の症状で、当面の間は運動を控え、薬物治療を行いながら治療に専念するとしている。クラブは「京川舞選手の寛解、また復帰を全力でサポートしてまいります。ファン・サポーターの皆様、女子サッカー関係各位におかれましては、温かく見守っていただけますよう、お願い申し上げます」とコメントした。
京川はクラブを通じ次のようにコメントした。
「INAC神戸のファンのみなさん、いつも応援ありがとうございます!!京川舞です!
私にとってINAC神戸に入団して10年目の節目となる今年、心待ちにしていた女子プロリーグのWEリーグが開幕します。
オフシーズンが開けて2月から自主練習が始まり、自分の身体に変化がありました。休み疲れかなと思っていたのですが、メディカルチェックで異常が見つかり、検査をしたところバセドウ病だと判明しました。
チームが始動して2ヶ月近く経つのに、調子が上がらず不安な日々が続きましたが、監督やコーチが私の体調の変化に気づき検査を進めてくださったことに感謝しています。病気が見つかり安心しましたが、しばらくして今までのようなサッカーができない現状に苛立ちと残念な気持ちが入り混じり、不安と焦りの気持ちで落ちこみました。
現在は、少しでもチームのためにできることを毎日考え、少しでも力になれるよう全力でサポートしています。
復活して試合に出ることを目標に、試合に出られなくてもチームの一員として頑張っていきますので、回復するまでの期間あたたかく見守ってください。これからも応援よろしくお願いします!」