神戸DFフェルマーレンが劇的来日初ゴール イニエスタ契約更新後初戦で執念ドロー

試合終了間際、フェルマーレン(右)が同点ゴールを決めイニエスタ(8)もガッツポーズ(撮影・山口登)
後半、イニエスタ(右)は懸命のディフェンスを見せる(撮影・山口登)
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 「明治安田生命J1、神戸1-1C大阪」(15日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸が元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)の契約更新発表後の初戦で執念を見せた。後半30分にC大阪MF坂元達裕(24)にダイビングヘッドで先制されたが、後半ロスタイムにベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン(35)が劇的な来日初ゴールを決めた。

 今季初の連敗も見えていた5分間の後半ロスタイム。神戸の波状攻撃がさく裂した。FWドウグラスのシュートが防がれ、FWシュートもブロックされる。それでもFWマシカがつなぎ、最後はエリア内でフェルマーレンがGKが一歩も動けない豪快な左足シュートを突き刺した。来日29試合目での初ゴール。ラストプレーで勝ち点1をつかんだ。

 後半12分、4333人が詰めかけたスタジアムがわいた。MF井上に代わり、イニエスタがピッチに入る。イニエスタは37歳の誕生日だった11日に神戸との2年間の契約更新を発表。23年シーズンまで神戸でプレーすることが決まり、サポーターはいつもにも増して大きな拍手で歓迎した。

 緊急事態宣言により、カップ戦も含めてホームゲーム3試合を無観客試合とした神戸はこの試合から上限5000人での有観客試合を再開。右大腿部の手術から1日の広島戦で復帰したイニエスタは今季初めてサポーターの入った本拠地でプレーした。カップ戦も含め、今季4試合目の出場で最長時間のプレーとなった。

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