FC大阪、天皇杯1回戦突破 塚原監督が美濃部監督との師弟対決制す 次はJ1湘南戦

 「天皇杯・1回戦、ポルベニル飛鳥0-2FC大阪」(23日、ロートフィールド奈良)

 大阪府代表として2年ぶり6度目の天皇杯出場となったJFLのF.C.大阪は2-0で奈良代表のポルベニル飛鳥(関西1部)に勝利し、1回戦を突破した。2回戦ではJ1湘南と6月9日にレモンガススタジアム平塚で対戦する。

 梅雨の晴れ間、初夏を思わせるほどの暑さの中行われた。飛鳥はかつてJ1京都などで指揮を執った美濃部直彦監督(56)が今季から就任。奈良予選では格上のJFL・奈良クラブを撃破し、天皇杯初出場を決めた。美濃部監督は、F.C.大阪・塚原真也監督(36)が京都ユースの選手時代の監督であり、師弟対決を迎えた。

 F.C.大阪は前節のリーグ戦からスタメンをGK田中、DF附木、DF舘野、MF和田以外の7人入れ替え、リザーブにはGK劉が初めて入った。

 無得点のまま迎えた後半、和田、FW横野に替え、MF町田、MF渋谷を投入。3分、渋谷が相手ディフェンスゾーンの裏に抜け出しシュート。惜しくもGK正面を突くが、このシュートをきっかけに、一気にペースを握る。そして20分、中盤でボールを奪った町田が右サイドのFW後藤へパスを送ると、後藤はドリブルで持ち上がり、ゴール前でクロスを上げる。これをMF斉藤がダイレクトボレーでファーサイドのネットに突き刺した。終了間際には途中出場のFW川西が左サイドを駆け上がり、エリア内に切れ込みパス。町田がつないで、最後はFW高橋がしっかりと勝負を決めた。

 0-2で勝利を収め、J1湘南が待つ2回戦へ駒を進めた。F.C.大阪は15年の第95回大会の1回戦で、当時J2だったC大阪を2-1を破る金星を挙げたことがある。今回もJリーグ勢撃破のジャイアントキリングを狙っている。

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