ストイコビッチ監督、日本丸裸 見えた!?森保Jスタメン予想すらすら

 「国際親善試合、日本-セルビア」(11日、ノエビアスタジアム神戸)

 サッカー日本代表と国際親善試合(11日・ノエビアスタジアム神戸)で対戦するセルビア代表のドラガン・ストイコビッチ監督(56)が10日、オンライン会見を行った。日本のスタメンを予想するなど、J1名古屋の選手、監督時代に数々の栄光を築いてきた日本の情報収集が完璧であることをうかがわせた。一方、就任後初の欧州チームとの対戦となる日本代表の森保一監督(52)は現時点でのベストメンバーで臨むことを明言。両チームは試合会場で冒頭15分を除く非公開で最終調整を行った。

 やはり日本の情報収集は完璧だった。警戒すべき選手を問われたストイコビッチ監督は「植田、谷口、長友、室屋の4バック。橋本が真ん中にいて守田が常にそばにいる。伊東、鎌田、南野もいますね。浅野または原口ですか」と森保ジャパンのスタメンをすらすらと予想。「鎌田もいい選手。南野が左サイドなのか真ん中の前線なのかは始まってみないと分からない」とよどみなく答えた。

 日本で数々の伝説を残した“ピクシー”は今年3月、母国セルビアの代表監督に就任。欧州選手権を逃したチームの再建と、22年W杯、24年欧州選手権の出場を託された。

 森保監督とは現役時代から浅からぬ因縁もある。94年に名古屋に加入したストイコビッチ監督がリーグ戦デビューしたのが8月10日の広島戦。相手の中盤には森保監督がいた。その試合でストイコビッチ監督はイエロー2枚を受け前半18分で退場。散々なJデビューとなった。現役引退後は名古屋と広島の指揮官としても対戦した。

 親日家の指揮官はサービス精神を忘れない。「このまま日本に残ってくれれば、ファンが喜ぶ」と問われると、「W杯とユーロの予選を突破するのが目標。残念ながら日本にいては仕事にならない。それを達成した後はいつの日か日本にまた戻りたい」と答えた。

 会見後には「明日はベンチからゴールを狙っているので期待して」と笑った。名古屋監督時代の09年10月17日、横浜M戦での伝説の“革靴ボレー”再現を予告。森保ジャパン初の対欧州戦。敵将からも目が離せない。

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