セルビア代表・ストイコビッチ監督「日本が強すぎた」 日本愛は不変
「国際親善試合、日本1-0セルビア」(11日、ノエビアスタジアム神戸)
試合には敗れたが“ピクシー”らしさは全開だった。前半44分、FWマカリッチのシュートが外れるとストイコビッチ監督はマスクを外して地面にたたきつけ、感情をむき出しにした。
「日本が強すぎた」と負けは認めた。その一方でセルビアはベストメンバーをそろえられず「結果は重視していない。若い選手にチャンスを与えた」とも強調した。
選手で8年間、監督として6年間在籍した名古屋時代から日本人に愛され続ける。さらに日本が強くなるために必要なことを問われ「負けてしまったので、言うのはふさわしくない」とした上で「もう少しいい形を作れれば3、4点は入っていた」と攻撃面の課題を指摘した。
現在はW杯欧州予選の突破が最大目標。「すごくうちに帰りたい。ホテルから外出できないのは異常」と恨み節もこぼしながら「次にチャンスがあれば、コロナのない日本で楽しみたい」。ピクシーの日本愛は変わることはなかった。