日本5発で2次予選8戦全勝 オナイウ阿道が代表初得点&初ハット 1トップ猛アピール

 後半、チーム4点目となるゴールを決め、ガッツポーズする佐々木(19)=撮影・高部洋祐
 前半、PKで先制ゴールを決め、拳を握るオナイウ阿道(撮影・高部洋祐)
 後半、チーム5点目となるゴールを決め、仲間の祝福を受ける浅野拓磨(中央)=撮影・高部洋祐
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 「W杯アジア2次予選、日本5-1キルギス」(15日、パナソニックスタジアム吹田)

 日本が5得点で、アジア2次予選を8戦全勝で終えた。日本代表初先発となったFWオナイウ阿道(25)=横浜M=が、前半27分の先制PKから6分間で2ゴールを追加し、代表初ゴール、初ハットトリックをマークした。不動の1トップであるFW大迫勇也がけがのため、今回の代表シリーズを途中離脱している中、最終予選のメンバー争いへ猛烈アピールをした。

 攻撃的なポジションでは、オナイウが1トップ。2列目には、浅野、原口、坂元が並ぶ布陣となった。

 前半26分、空いた右サイドのスペースに上がったDF山根がパスを受けると、中央へクロスを入れる。ここに入ってきたオナイウがヘディングを放つが、シュートはポストにはね返された。

 実はこのシーン。相手守備のアクマトフが手でかきだしていた。審判は見逃さずイエローカードを出し、PKを日本に与えた。自らキッカーに立ったオナイウは着実にゴール左隅に蹴り込んだ。

 ここからオナイウのゴールラッシュが始まった。31分には右サイドを持ち上がった川辺からのクロスをファーサイドでオナイウが足で押し込み2点目。そして33分には左サイドの小川からのアーリークロスを頭でたたき込み、ハットトリックを達成した。日本代表としては国際Aマッチで通算23人目、37度目のハットトリックとなった。

 前半終了間際にMF守田が与えたPKを決められ、3-1で後半へ。後半は、途中出場のDF佐々木が27分にヘディングで代表初ゴールを決めた。さらに、32分には自陣からのパスを途中出場のMF古橋が相手のチャージをかわしながら収め前へ。カウンターからフリーの浅野にパスし、これを冷静に決めた。

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