英国対決大凡戦に聖地でブーイング イングランド監督「ファンの反応理解できる」
「欧州選手権・1次リーグ、イングランド0-0スコットランド」(18日、ロンドン)
1次リーグの3試合が行われ、D組のイングランドとチェコがともに1勝1分けの勝ち点4とし、16強による決勝トーナメント進出に前進した。イングランドはスコットランドと0-0で、チェコはクロアチアと1-1で引き分けた。チェコはシックがPKで2試合連続の通算3ゴール目を決めた。スコットランドとクロアチアは勝ち点1となった。
イングランドはライバルとの伝統の一戦で精彩を欠き、ホームの聖地ウェンブリーでブーイングを浴びた。序盤に右CKからストーンズが頭で合わせ、ポストに直撃したのが唯一の決定機。出足や球際の攻防で後手に回った。
絶対的なエースで主将のケーンは見せ場なく後半29分に交代。DFミングスは「インテンシティー(プレー強度)が足りなかった」と認めた。サウスゲート監督は「スコットランドには勝てると期待されていたのでファンの反応は理解できる」と批判を受け入れた。
地元開催の1996年大会で、ガスコインの得点などでスコットランドを2-0で下した一戦は名勝負として語り継がれる。同じ大会、会場で四半世紀前の再現が期待されたが、冷たい雨に打たれた若い選手が本来の力を発揮できなかった。