スペイン帰りの元日本代表MF後藤三知がINAC神戸に合流「得点に絡むプレーを」

 9月に開幕するサッカー女子プロリーグ・WEリーグのINAC神戸に移籍した元日本代表MF後藤三知(30)が29日、神戸市東灘区の練習場での全体練習に本格合流した。

 14年のなでしこリーグMVPに輝いた後藤は17年にスペイン1部レアル・ソシエダに移籍。1部B・アラマCFエルポソでプレーした今年5月末まで、スペインで計4クラブに所属した。

 WEリーグと同じタイミングでスペインでも女子サッカーのプロ化が決定。欧州に残る選択肢もある中で、INAC神戸への移籍を決断した。「4年半向こうで感じてきたことを含めて、一番自分が何をしたいのかとなった時に、INACというチームが20周年を迎えて優勝を目指している。リーグが強くなれば日本代表なでしこがまた強くなっていくということも含めて、WEリーグ初代チャンピオンを目指しているというところに自分自身も選手として関わりたいと思ったのが一番」と理由を説明した。

 両足が使え、FW、2列目など複数ポジションをこなすことができる。「WEリーグになってプロ化してやはり得点のところが一番見てくださる人もサッカーの面白いところだと思いますし、1点でも多くの点を取りたいという思いがある。仲間とどうやって点を取っていくか。シンプルに言えば得点に絡むプレーをしていきたい」。6月上旬に帰国し、自主隔離期間を終え、この日から本格合流。前線での力強いプレーなど存在感を初日から発揮した。

 星川敬監督は浦和時代の後藤の印象を「まだ若かったですし、怖い選手というか、いろいろなことができた」と語る。現在のプレーを見て「どのポジションもできそうな感じはあるし、そういうのは向こうで学んだことだと思う。あとはリーダーシップも取れる。若い選手の手本となる発言もしてくれている。そういう意味ではどこかのポジションに入ってチーム力を高めるのはもちろん、いろんな面でチームを良くしてくれる選手」と期待した。

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