イングランドが独撃破 天敵のお株を奪う勝負強さ発揮、2大会ぶりの8強入り決める
「欧州選手権・決勝トーナメント1回戦、イングランド2-0ドイツ」(28日、ロンドン)
決勝トーナメント1回戦の2試合が行われ、イングランドがドイツに2-0、ウクライナがスウェーデンに2-1で勝って準々決勝に進み、ベスト8が出そろった。両チームは7月3日(日本時間4日)に顔を合わせる。イングランドは後半にスターリングとケーンが得点し、2大会ぶりの8強入り。ウクライナは延長後半の終了間際にドブビクが決勝点を挙げた。その他の準々決勝はスイス-スペイン、ベルギー-イタリア、チェコ-デンマークが行われる。
天敵ドイツのお株を奪うような勝負強さで8強に進んだ。後半30分にスターリングが先制。同41分にケーンが左クロスを頭で合わせ、今大会4試合目での初ゴールで突き放した。96年欧州選手権は準決勝でPK負け。W杯を併せた両大会の決勝トーナメントでの勝利は66年W杯決勝以来だ。25年前の大一番でPKを失敗したサウスゲート監督は「今の選手は苦手意識を持っていない。ここから新しい歴史を作れる」と胸を張った。