FW宮市亮が横浜M合流 Jデビューへ「僕にとって新たなチャレンジ」
J1横浜Mに完全移籍で加入した元日本代表FW宮市亮(28)が5日、オンライン取材に応じ「僕にとって新たなチャレンジ」と決意をにじませた。
昨季限りでドイツ2部ザンクトパウリを契約満了で退団。欧州も含めて移籍先を模索していたという宮市は「熱心にオファーを下さって、誠意に応えたかったのが一番」と横浜M加入の理由を説明した。帰国後、14日間の隔離期間を終え、同日からチームに合流した。
2011年に愛知・中京大中京高からイングランド・プレミアリーグのアーセナルに入団してから10年間を欧州で過ごした。Jリーグでのプレーするのは初めてとなる宮市は「長く日本にいなかったので異国のような感じ。僕にとっては新たなチャレンジ」と日本でのプレーを心待ちにした。
キャリアを通じて相次ぐ負傷に悩まされ、ザンクトパウリでも両膝の前十字靱帯断裂などで安定した出場機会を確保できず、昨季は1試合の出場に終わった。自身のコンディションについては「状態はいい。(負傷が)懸念されていると思うが口で言うよりピッチで示したい」と語り、「思い描いたキャリアではないが、今は正直幸せ。思い返せば苦しいこともあったが、サッカーができる喜び、プロ選手でいられるありがたみ感じている。それを噛みしめながら毎日を楽しみたい」と笑みを浮かべた。
8月6日のG大阪戦から出場可能となる。「マリノスのためにプレーして、アジアNo.1のチームになれるように貢献したい。自分の特長であるスピードを出していきたい」と意気込んだ。