東京五輪 札幌ドームのサッカーも急転無観客に 首都圏からの往来を懸念 有観客は4%
東京五輪・パラリンピック組織委員会は9日、この日の夕方まで有観客と公表していた札幌ドームでのサッカー競技(5セッション)について、急転、無観客とすることを発表した。有観客開催に伴う、首都圏からの往来に関して、北海道から懸念が上がったという。
札幌ではマラソン・競歩も沿道での観戦自粛を求めており、前日の5者協議で無観客を決定した1都3県に加え、北海道も完全無観客となった。
組織委は「北海道より、東京都に緊急事態宣言が発令され、当該地域との往来を防ぐことが困難であることから、道内の競技全セッションを無観客とすることにしたとの連絡がありました。このため、札幌ドームで開催される予定のセッションについては無観客となります」と、説明した。
これで大会全体750セッションのうち、有観客はわずか4%となる29セッションとなった。