G大阪に再びコロナ禍 ACLでウズベキスタンから帰国 選手2人、スタッフ2人が陽性
J1G大阪は15日、トップチーム選手2人、スタッフ2人の計4人が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性診断を受けたことを発表した。チームはACL1次リーグが集中開催されたウズベキスタンから12日に帰国。同じくウズベキスタンから帰国した川崎はスタッフ2人が陽性となった。17日の福岡戦(ベススタ)は当該陽性者を除き、開催する予定。
現在、4人に発熱や体調不良などの症状はなく、既に隔離対応、療養している。4人以外の選手・スタッフは全員陰性で、保健所よりクラブ内の濃厚接触者はなしとの見解を得ている。また、ウズベキスタンからはチャーター便で帰国しており、空港到着後は宿泊施設までの移動を含む国内の移動は全て専用車両で行っている。
G大阪は今年開幕直後の3月にも新型コロナ集団感染で2週間の活動停止を強いられるなど誤算も生じた。活動再開後も調子が上がらず5月14日には宮本恒靖前監督を解任。松波正信新監督が就任し、ACLでは1次リーグで日本勢唯一の敗退となったが、全6試合でゴールを決めるなど課題だった得点力に向上の兆しが見える中で再び苦難に直面した。現在リーグ19位。17日の福岡戦から今月は残り5試合、8月も8試合という過密日程が待ち受けるだけに不安は大きい。
今後について、クラブは「7月17日(土)に予定しております、2021明治安田生命J1リーグ第21節アビスパ福岡戦は、当該陽性者を除き開催いたします。また、ガイドラインに基づき、試合の前々日に受検するPCR検査、当日朝の抗原定性検査および試合前のオンサイト検査で陰性を得た者のみエントリーが可能となります」と方針を示した。