J1神戸が大迫勇也獲りへ 古橋移籍で得点源確保 横浜M仲川には獲得オファー提示

 J1神戸がドイツ2部ブレーメンに所属する日本代表FW大迫勇也(31)の獲得に乗り出していることが19日、複数の関係者の話で分かった。

 神戸は15得点で得点ランクを独走する日本代表FW古橋亨梧(26)がスコットランド・プレミアリーグのセルティックに完全移籍するため、得点源の確保が喫緊の課題となっている。大迫を補強の筆頭候補に挙げて水面下で獲得を打診。条件面の隔たりはあるが、今後は正式オファーに発展する可能性もある。また、横浜MのFW仲川輝人(28)には獲得オファーを提示した。

 古橋の流出に備えて、神戸は以前から新たなストライカーの獲得を模索。外国人FWの獲得も検討したが、コロナ禍の影響で外国人選手の入国が不透明な状況もあって、日本代表の絶対的エースに白羽の矢を立てた。

 大迫とブレーメンの契約は2022年6月末までとなっており、獲得には移籍金が発生する。大迫自身は欧州でのプレーを最優先しており、6月20日に東京都内で行われたイベントでも「悔しさをぶつけたい」と今季への意気込みを語っていた。今季2部に降格したブレーメンは既に始動しており、大迫もチームに合流している。

 神戸の平野SDは「古橋が抜けた穴は決して小さくない。得点を取れる選手は獲得したい」と戦力確保の必要性を訴えていた。神戸にとって久々の大型補強となるか、今後の動向が注目される。

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