五輪スペイン代表の救世主に複数クラブ熱視線 Aマドリード、セビリアなど獲得の動き
3日に行われる東京五輪男子サッカー準決勝で日本と対戦するU-24スペイン代表FWラファ・ミルに対し、昨季スペイン1部リーグ王者のアトレチコ・マドリードなどトップクラブが獲得に動いているという。スペインのマルカ紙、アス紙など複数メディアが2日までに伝えている。
マルカ紙によるとAマドリードとセビリアが最も積極的。なお両クラブは最前線に大型FWを据えるプレースタイルで、ミル自身も移籍を前向きに考えているいう。アス紙のインタビューに応じた同選手は、アトレチコについて「偉大なクラブ。プレースタイルは僕の特徴をとても生かすことができる。今僕はオリンピックに集中しているけど、この先状況がどうなるか見ていくことになるかもしれない」と話している。
さらにスポルト紙によると大物代理人のジョルジュ・メンデス氏が同選手をバルセロナへ売り込んでいるという。数カ月前にも同様の話があり、この時はほぼ検討されることなく消滅したが、今回はバルサ側も一考の余地があると捉えている様子。現有選手の売却状況次第ながら補強オプションのひとつにはなっているという。
ミルはウルバーハンプトン所属ながら同チームでの試合出場はほとんどなく、2020年1月にウエスカ(スペイン)にレンタル移籍。昨季はリーグ13得点で評価を上げた。直近では東京五輪準々決勝のコートジボアール戦でロスタイムの同点ゴールを含むハットトリックを達成して注目度が高まっている。現契約は来年6月までで、ウルバーハンプトンはトレードを含め同選手の放出を前提にした交渉に前向きな姿勢だという。