メッシのPSG加入を発表 背番号はバルサデビュー時の30「キャリアの新たな一章に興奮」
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は10日(日本時間11日)、スペイン1部バルセロナを退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)の獲得を発表した。2023年6月末までの2年契約で1年間の延長オプションが付帯している。背番号は30で、2004年にバルセロナでデビューした当時につけていた番号に決まった。
メッシは「パリ・サンジェルマンでキャリアの新たな一章を始めることに興奮している。クラブのプランは僕の野心と一致している」などとクラブを通じてコメントした。入団会見は11日午前11時(日本時間同午後6時)からPSGの本拠地パルク・デ・プランスで行われる。
PSGにはブラジル代表FWネイマール(29)やフランス代表FWエムバペ(22)ら世界的スター選手が在籍。今季は元スペイン代表DFラモス(35)、オランダ代表MFワイナルドゥム(30)、イタリア代表GKドンナルンマ(22)、モロッコ代表DFハキミ(22)といった超大型補強にも成功し、新たな銀河系軍団を形成している。欧州チャンピオンズリーグ(CL)で2季前に準優勝、昨季は4強入りした。国内リーグでは4連覇を逃して昨季2位だった。
メッシは6月末にバルセロナとの契約が満了となっていた。クラブによると新たな契約を結ぶことで双方が合意に達していたが、リーグの財務規約に抵触するため正式契約に至らなかった。
8日にはバルセロナの本拠地カンプ・ノウで退団会見を行い、「バルセロナに残りたかった。皆さんに別れを告げなければならないことは想像していなかった」などと号泣。PSGとの交渉については「それも可能性の一つ」と述べるにとどまっていた。
メッシは13歳で下部組織に入団してからバルセロナ一筋でプレーしてきた。公式戦通算778試合で672得点を記録。4度の欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝に導くなど多くのタイトルをもたらした。個人としても史上最多6度のバロンドールを受賞している。