久保建英 マジョルカ移籍決定 期限付きで2季ぶり
サッカーのスペイン1部マジョルカは11日、レアル・マドリードから日本代表MF久保建英(20)が来年6月末までの期限付きで加入すると発表した。昨季ビリャレアルとヘタフェに所属した久保建は、東京五輪で日本の4強入りに貢献した。
久保建に再び声が掛かった。マジョルカでのプレーは2季ぶり。一昨季は攻撃の軸として4得点4アシスト。クラブは2部へ降格したものの、そのプレーは高い評価を得ていた。スペイン3季目は、さらなる個人成績と1部残留が目標になる。
東京五輪では苦手だった守備でも献身的に汗を流し、攻撃では持ち前の技量で異彩を放って3得点。競り合いで相手の前に入る体の強さや、1試合を走り切るスタミナなど身体面が向上した。
昨季はビリャレアルやヘタフェで躍動できなかったが、確実に成長はしている。1部復帰を果たしたマジョルカは相手が格上ばかりで守備重視にはなるが、持ち味は発揮できるはず。五輪でメダルを逃し「常にこの悔しさを感じながらやっていく」と話していた日本のホープが、再起の新シーズンに臨む。