Ｊ１神戸は２２日、日本代表ＦＷ大迫勇也（３１）、元日本代表ＦＷ武藤嘉紀（２９）、元スペイン代表ＦＷボージャン・クルキッチ（３０）の加入会見をオンラインで行い、武藤は「もう一度ゴールを取り続けられる選手、『ゴールマシン』にならなくてはいけない」と決意を語った。

　ＦＣ東京の下部組織出身の武藤は、慶大在学中の２０１４年にプロ契約を締結すると、プロ１年目から１３得点を挙げ、新人最多得点記録に並んだ。１５年も１７試合で１０得点を量産。同年夏にイングランド・プレミアリーグのチェルシーなどからオファーが届く中、ドイツ１部のマインツに完全移籍した。

　６年間の欧州挑戦は完全燃焼とはいかなかったが「今、自分が一番成長できるところはどこかと考えたところ、それは神戸だと考えて決断した」と新天地に懸ける思いは強い。「Ｊリーグで毎試合出場し続ける、得点感覚を取り戻す、『ゴールマシン』となることを目標にして大きな決断をした」。５１試合２３得点を荒稼ぎしたＦＣ東京時代の輝きを港町で取り戻す。