ライブ配信で不適切発言のJFLヴィアティン三重が処分発表 該当選手は5人
JFLのヴィアティン三重は24日、第19節いわきFC戦(22日・朝日ガスエナジー東員スタジアム)におけるライブ配信中に不適切発言を行った所属選手への処分を発表した。該当選手は5人で、そのうち1人がリーグ戦2試合の出場停止ならびに厳重注意処分。4人は厳重注意処分とした。
不適切発言は試合のライブ配信を行ったいわきFC戦で発生。試合開始前、ライブ配信の撮影を担当していた選手がまだマイクが入っていないと思い、話した音声がそのまま流れ、その発言内容が不適切だと指摘された。クラブは22日に謝罪し、事実確認を行った。
当該選手立ち会いのもと、映像の確認しながらの聞き取り調査を行った結果、次のような不適切発言があったことを確認。
・対戦相手に関するもの
・練習内容に関するもの
・審判に関するもの
・サポーターに関するもの
・公式応援ソングに関するもの
これらに関しての不適切発言が確認されたとして、その発言内容を公表した。
クラブは処分決定について、後藤大介社長の以下の通り陳謝するコメントを発表した。
「いま試合開催ができておりますのは、対戦チームの皆さまをはじめとして、関係する全ての皆さまのご協力があるからであり、皆さまへのリスペクトが無ければ試合開催もできません。そのリスペクトが欠如した不適切な発言を大変重く受け止めております。
(続けて)また、日頃より我々クラブが一番大切にしなければいけない地域のサポーター・ファンの皆さま、パートナーの皆さま、自治体ホームタウンの関係者の皆さまからの信頼を裏切る行為であり、サッカー選手である前に社会の一員として、断じて許されるものではありません。
(続けて)試合の勝敗以前に一番大事なことは、地域に貢献し、地域から必要と思っていただけることです。地域の皆さまにご迷惑をかけるような存在だとしたら、それは地域における我々の存在意義を失うことに繋がります。
(続けて)サポーターの皆様には、本事案についてのご説明、ならびにお詫びの機会を改めて設けさせていただきたいと考えております」。
処分については「今回の処分の内容については様々なご意見があると思いますが、JFLにもご相談させていただきながら、選手たち本人も深く反省をしていることから、クラブが責任を持ち、当該選手への教育を徹底し、そして同時に今後の人生に向けて若い選手が人として成長していく機会を与え、教育を続けていくという決断をさせていただきました。選手である前に社会の一員として成長できるよう、今後は社内だけでなく、社外からも講師を招き、コンプライアンス研修やインテグリティ研修、社会連携活動への参画、クラブ理念研修など、再発防止に繋がる研修や教育を計画的に実施してまいります。実施の都度、ご報告をさせていただきます」と説明した。