サッカーJ1C大阪 初陣の小菊監督 大阪ダービー勝利「運命的」「素晴らしい内容」
「明治安田生命J1、G大阪0-1C大阪」(28日、パナソニックスタジアム吹田)
C大阪が新指揮官の初陣を飾り“大阪ダービー”5試合連続負けなしとした。0-0の後半6分。DF松田陸が強烈なミドルシュートを決めて今季初得点。その1点を最後まで守り切った。小菊昭雄新監督は「ガンバ大阪というチームは私の中でも特別なチーム。初陣がガンバ大阪に決まったことも運命的でもあるし、そのゲームで素晴らしい内容で勝利を勝ち取れたことをうれしく思う」と喜びを語った。
低迷が続いたクルピ前監督の契約解除にともない26日にコーチから昇格。準備期間はわずか2日で「時間は足りなかった」とスタッフと深夜まで寝る間も惜しんで映像等をまとめ、戦術のアイデアを出した。
その努力に選手も応え、5失点で大敗した前節の湘南戦とは見違えるハードワークを見せた。指揮官は「全員がこの試合に向けて一生懸命取り組んでくれた」とチームをたたえた。松田も試合後のチームの雰囲気に「最高ですよ」と変化を実感した。
9月1、5日にもルヴァン杯で“大阪ダービー”が続く。いきなり結果を残した新指揮官がさらなる上昇へ導く。