パリSGのメッシ デビュー戦躍動 ポチェッティーノ監督「チームに溶け込んでいる」
「フランス1部リーグ、スタッド・ランス0-2パリ・サンジェルマン」(29日、ランス)
フランス1部の強豪パリ・サンジェルマンに新加入したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)が敵地のスタッド・ランス戦で新天地での初出場を果たした。ゴールは奪えなかったが、チームはそのまま2-0で逃げ切って開幕4連勝で首位を守った。
FWエムバペの2ゴールでリードして迎えた後半21分。出番が巡ってきた。交代するFWネイマールとがっちり抱き合い、真新しい背番号30のユニホームに袖を通したメッシがピッチに足を踏み入れた。
10日に移籍が発表されてから、初めてベンチ入りしたアウェー戦。敵も味方も関係なく歓迎ムードの中、ウオーミングアップの途中に手を振ってスタンドの歓声に応える余裕も見せた。レキップ紙(電子版)によると、ポチェッティーノ監督は「最初にボールに触れたときから、彼の状態はいいと感じた」。自由にポジションを取りながら積極的にボールを呼び込むと、同33分にはメッシからエムバペへとつないで攻め込み、好機をつくった。
2-0で逃げ切り、開幕4連勝で首位堅持。指揮官は「いいスタートを切ることは重要。彼はチームにうまく溶け込んでいる」とメッシの初陣を勝利で飾れて満足そうだ。希代のレフティーが加わったチームは2季ぶりのリーグ優勝はもちろん、欧州CL初制覇という夢も膨らむ。