パリSG 夢の3トップ不発 攻守の一体感乏しくドロー発進「時間が必要」
「欧州CL・1次リーグA組、クラブ・ブリュージュ1-1パリ・サンジェルマン」(15日、ブリュージュ)
A組でメッシが加入したパリ・サンジェルマン(フランス)は敵地でクラブ・ブリュージュ(ベルギー)と1-1で引き分けた。フル出場のメッシは無得点。
夢の3トップの初共演も、いきなりエンジン全開とはならなかった。今夏加入のメッシが初先発してネイマール、エムバペと3人が最前線に並んだが不発。ポチェッティーノ監督は「彼らが理解を深めるには時間が必要だ」と結果を求める周囲にくぎを刺した。
前半15分に左を突破したエムバペのクロスをエレラがワンタッチで合わせて先制。その後も前半にメッシがゴールの枠をたたく左足の一撃を放ち、後半も周囲との連係からメッシがシュートに持ち込む形があった。攻撃力の高さに疑いはない。
ただ守備をほとんどしないメッシが加わることはもろ刃の剣でもある。全体に攻守の一体感は乏しく、メッシのいるサイドを突かれて守りのバランスを崩す場面も目立った。前半27分にはカウンターでゴールを奪われた。
後半6分にエムバペが負傷で退き、この日の豪華3トップは約50分間。初の欧州制覇へ白星発進とはいかず、指揮官は「まだチームをつくっていかないといけない。これから良くなっていく」と巻き返しを期した。