「明治安田生命Ｊ１、ＦＣ東京４－０横浜ＦＣ」（１８日、味の素スタジアム）

　ＦＣ東京が横浜ＦＣに４発で快勝した。ＦＣ東京に１１年ぶりに復帰した日本代表ＤＦ長友佑都（３５）がスタメン出場。２０１０年５月１５日の清水戦以来、４１４４日ぶりにＪリーグのピッチに立った。

　試合後のインタビューでは「うれしいです。うれしいです。マジでうれしいです！」と絶叫し、デビューの喜びを爆発させた。「青赤のユニホームを着て味スタで絶対に熱い魂のこもったプレーを見せて、皆さんに勝利を届けたいと思った」と振り返った。

　７月にフランス１部のマルセイユを退団し、無所属となっていたが、１２日に１１年ぶりとなる古巣復帰。妻でタレントの平愛梨もスタジアムで見守る中、試合前のメンバー発表では一番の拍手が来場した４３６８人から注がれた。

　チームへの本格合流は１５日。それでも、長谷川健太監督は「（長友が）もっともっと熱を持ってやらないといけないという思いにさせてくれた」。チームへの影響は大きく、期待通り雨の中でも長友は熱いプレーを見せた。守備では前半終了間際にゴールライン際でのボール争奪を制し、拳を握ってサポーターに向かって雄たけびを上げた。

　上位進出へ落とせない試合が続くが、ＦＷディエゴ・オリヴェイラ２得点、レアンドロ２得点で勝利。チームはリーグ８位に順位を上げた。いきなりスタメン出場無失点の勝利に貢献した。