横浜M・宮市亮「歯がゆさある」Jデビューも名古屋の守備固めでスピード生かせず

 後半、ボールをキープする横浜M・宮市
 後半、名古屋・宮原(右)と競り合う横浜M・宮市
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 「明治安田生命J1、名古屋2-1横浜M」(18日、豊田スタジアム)

 横浜Mに今夏加入した元日本代表FW宮市亮(28)がJリーグデビューした。2点を追う後半10分に途中出場。左FWに入り、1-2の後半29分にはFWレオセアラの右クロスを頭で合わせたが、GKの好守に阻まれた。

 愛知県出身。両親も応援に駆けつけたという地元での初出場に「うれしく思う」と喜びを口にした。一方で先行した名古屋が守備を固めたことでスペースが消され、持ち味のスピードを生かせなかった。「ゲームに入り込めなかった。歯がゆさも正直ある」と悔しさをかみしめた。

 2011年に愛知・中京大中京高からイングランド・プレミアリーグのアーセナルに入団してから10年間を欧州で過ごした。両膝の前十字靱帯断裂などキャリアを通じて相次ぐ負傷に悩まされ、昨季限りでドイツ2部ザンクトパウリを契約満了で退団。横浜Mでの再起を目指した。「思い描いたキャリアではないが、今は正直幸せ。思い返せば苦しいこともあったが、サッカーができる喜び、プロ選手でいられるありがたみ感じている」と語っていた。

 チームは今季4敗目で1試合消化の少ない首位川崎と勝ち点4差に後退した。ケビン・マスカット監督は「自分たちが完全に(試合を)支配した」と繰り返したが、逆転優勝へ手痛い敗戦となったことも事実だった。宮市は「目の前の一戦一戦で勝ち点3を取れるようやっていくだけ」と逆襲へ力を込めた。

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