浦和・酒井 移籍後初ゴール 3485日ぶりJ1弾「すごくうれしかった」
「明治安田生命J1、FC東京1-2浦和」(25日、味の素スタジアム)
浦和は今夏、フランス1部マルセイユから加入したDF酒井宏樹(31)の移籍後ゴールなどでFC東京に2-1で逆転勝ちし、連勝を3に伸ばした。
欧州仕込みの右サイドバックはチャンスを逃さなかった。浦和の日本代表DF酒井が移籍後初得点で渡欧前の柏時代12年3月11日以来3485日ぶりJ1でゴールを決めた。
「僕のミスで失点したので、試合を振り出しに戻すことができてすごくうれしかった」
1点リードされていた前半終了間際。酒井が相手DFの裏に抜け出すと右足で貴重な同点弾。試合開始36秒で自身がマークしていた田川に先制点を許したミスを取り戻した。ロドリゲス監督も「同点が勢いをもたらした」とたたえた。
同じく今夏マルセイユからFC東京へ復帰したDF長友との対決がJで初実現。「楽しみな一戦だった。圧を感じた」と酒井。その長友の背後を奪っての得点となった。後半33分には相手の膝が臀部(でんぶ)付近に入り担架で運ばれ途中交代。10月には日本代表としてのW杯最終予選も控えるが「問題ない」と強調した。
移籍後の出場7試合6勝1分けと不敗神話も継続。勝ち点では3位に並んだ。「結果が全て」。さらなる高みへ酒井がチームを導く。