日本サッカー協会は１日、女子日本代表「なでしこジャパン」の新監督にＵ－２０（２０歳以下）女子代表監督の池田太氏（５０）の就任を発表した。

　同日の臨時理事会で承認されると、午後５時からオンラインでの就任会見に臨んだ。日本協会の田嶋幸三会長、今井純子女子委員長とともに会見に臨んだ池田新監督は「やはり２０１１年になでしこジャパンは世界一になっていますので、頂点を目指してのチーム作り、世界を奪還する。そういった強い気持ちでチーム作りをしていきたいと思っています」と決意を語った。チームは１８日にチーム立ち上げの国内キャンプを行う。１１月の国際マッチデーで海外遠征を計画しており、そこが初陣になる予定。

　東京都出身の池田氏は埼玉・武南高、青山学院大を経て現役時代はＪ１浦和でプレーした。引退後は浦和、福岡のコーチなどを経て、１７年にＵ－１９女子代表監督に就任。１８年にはＵ－２０Ｗ杯フランス大会で初優勝を飾った。

　東京五輪で指揮を執った高倉麻子前監督（５３）は目標としていたメダル獲得に届かずベスト８で敗退。８月末の任期満了をもって退任していた。

　なでしこジャパンは２３年にオーストラリアとニュージーランドで共催される女子Ｗ杯出場権の獲得を目指し、２２年１月末からインドで開催される女子アジア杯に出場。２４年にはパリ五輪を控える。