冨安「6ポイントマッチ」2連戦へ「この2試合で決まると言っても過言ではない」

 日本代表は4日、W杯カタール大会アジア最終予選B組のサウジアラビア戦(7日)に向けてジッダで合宿を開始し、練習に先立ってDF冨安健洋(22)=アーセナル=がオンライン取材に応じた。

 サウジアラビア、オーストラリア(12日、埼玉)との2連戦が持つ意味は十分に理解している。冨安は「この2試合で(W杯が)決まると言っても過言ではない」と覚悟をにじませた。

 日本は最終予選B組で勝ち点3の4位に沈むが、サウジアラビアは勝ち点6で2位、12日に対戦するオーストラリアは勝ち点6で首位に立つ。勝てば勝ち点3を詰められるが、負ければ勝ち点6差に開くことから「6ポイントマッチ」と呼ばれる直接対決。冨安も「(勝ち点)6ポイント分の価値がある」と強調した。

 サウジアラビアとの直近の対戦は19年アジア杯までさかのぼる。シュート15本を浴び、76%以上ボールを支配されながら、冨安がCKからヘディングで決めた1点を守り切った。冨安にとって代表で唯一となっているゴールの再現も期待される中、「僕がこの先より良い選手になるために必要なもの」とセットプレーによる得点の重要性も理解している。

 “勝ち点12”の価値があるとも言える2連戦。まずは最初の難関を越える。

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