バルサのラポルタ会長 「メッシが無償でプレーしてくれないかという期待があった」
サッカー・スペイン1部バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、今年8月に退団したアルゼンチン代表のFWリオネル・メッシに対して無給で残留してもらうという淡い期待を持っていたとした。バルセロナのラジオ局RAC1とのインタビューで話した。
ラポルタ会長はメッシ退団について「彼のことが好きだから怒ってはいない。ただどうしようもないということが分かった時に(クラブと選手の)両方に絶望感はあった。彼らには続けていくための希望を持っていたが、一方でもたらされていたオファーから大きなプレシャーがあった」としている。それはパリSGからのもので「状況から考えてパリSGから提示があり、それはメッシ側にとってとてもいい内容だったということは我々には分かっていた」と言う。自身としては「最後の段階でメッシが無償でプレーすると言ってくれるという期待はあった。もしそうだったら自分としては納得していただろうし、リーグも認めていただろうと理解している。ただこちらからあのレベルの選手にそれを頼むことはできない」としている。
一方でラポルタ会長は「私としてはメッシに顕彰の場を設けたい。いつか良いタイミングでやれればうれしい」と歴史を作った選手を改めて迎え入れる考えがあるとしている。