吉田麻也 相手サポーターと一触即発 「差別的なジェスチャー」受けた
「W杯アジア最終予選、サウジアラビア1-0日本」(7日、ジッダ)
2022年W杯カタール大会で7大会連続の本大会出場を目指すB組の日本はアウェーでのサウジアラビア戦で0-1で敗れた。後半26分にMF柴崎岳(29)=レガネス=のバックパスがDF吉田麻也(33)=サンプドリア=に合わずに相手に奪われる連係ミスから、痛恨の失点を喫した。
主将の吉田が試合後、相手サポーターと一触即発の状態になった。会場でのインタビュー時に客席から「差別的なジェスチャー」を受けたといいフェンス手前まで詰め寄った。
スタッフに制止されてインタビューに戻ったが「非常に残念。受け入れられないものは受け入れられない。許しがたい」と断じた。詳細については「事務方がFIFAやAFCにレポートを出す」と訴える方針だ。
試合は2敗目を喫し窮地に追い込まれた。残り7戦。「万が一、予選で敗退して終わってしまえば(代表の選手が)入れ替わる。自分もそこが区切り。そんなふがいない結果になったらすっぱりやめると思う」。主将自ら進退を懸けて戦う覚悟を示した。