なでしこ猶本光 東京五輪落選も気持ち切り替え23年W杯へ「成長するしかない」
サッカー女子日本代表なでしこジャパン候補合宿3日目の20日、MF猶本光(27)=三菱重工浦和=がオンライン取材に応じ、2023年にオーストラリア、ニュージーランドで共催されるW杯で世界一を目指す決意を誓った。
池田太新監督のもと、18日に千葉市内で始まった合宿は3日目を迎えた。新体制になったことで「いろいろ違うところはあるんですけど、目指すところは世界一ということで今までと変わらない部分もある。新体制となったなでしこジャパンで世界一を目指していきたい」と猶本は話した。
東京五輪メンバーからは落選。「もちろん東京五輪は目指してはいましたけど、そこでプレーすることができなくて。でも自分の中ではあまり長い間落ち込んだわけではないんです。東京五輪はだめだったから次は2023年ワールドカップ。そこに向かって成長するしかない」と気持ちを切り替え目標に向かう。
ドイツ1部フライブルクから国内復帰した昨季は本職のボランチ以外にも前線でのプレーも多く「試行錯誤の中でやっていたシーズン」と振り返る。そこでの新たな発見も成長につなげていく。
池田監督のサッカーには「まずはゴールを目指そうというところをミーティングでも練習中も求められている」と話す。「アグレッシブなサッカーというかゴールに向かう、奪われてもすぐに奪い返すというところでは大変というか、運動量、強度がすごく高くなる。私だけでなくみんなの良さが引き出されるようなサッカーなのかなと感じています」と持ち味を発揮していく。