日本プロ野球機構（ＮＰＢ）とＪリーグは１日、合同で「新型コロナ対策連絡会議」を行い、会議後のオンライン会見で来季は感染状況次第で１００％の観客動員を目指す意向を示した。

　Ｊリーグの村井満チェアマンは「基本的にはできる限り１００％のお客様をお迎えすることを目指したい。基本ポリシーとしてファン、サポーターとともにという言葉でずっとやってきた。その数をできる限り広げていくということは当然目指すところ」と話した。

　現在の感染状況は収まりつつあるが、今後再び拡大する可能性もある。村井チェアマンは「機動的に感染状況に合わせて（観客数を）コントロールしていく。第６波のようなことがあったら抑える、現在の状況なら広げるという機動性を高めた運用ができることをまずは目指したい」と柔軟に対応できる状態を整えていく。

　専門家チームの東邦大学・舘田一博教授も「ようやくフルで観客を入れてということが考えられるような状態が見えてきている」とコロナ禍の中での進歩を強調した。