メッシ、バルサ会長の発言に「無給でプレーしてほしいなんて言われていない」
サッカーフランス1部リーグ、パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、前所属のバルセロナ退団について「給料なしで残留する可能性はなかった」とした。1日までに、バルセロナのスポーツ紙・スポルトのインタビューに応じた。
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は10月上旬、地元ラジオ局とのインタビューで、メッシ退団について「最終段階でメッシが無給でプレーするといってくれないかという希望を持っていた」と発言していた。
実際には、それまでの年俸の半額で両者は契約延長に合意したものの、チームの年俸総額(サラリーキャップ)の上限を超えるためスペインリーグが承認せず、メッシは退団せざるを得なくなっていた。
メッシは同紙に「バルセロナを退団すると時の会見で言ったように、残留するためにあらゆることをしたし、無給でプレーしてほしいという要求は全くなかった。給料を半分にして欲しいと言われ、何の問題もなくそれをした。僕らはクラブを手助けする準備があった」と、クラブとの話し合いで無給での残留が検討事項になかったとした。
バルセロナ退団後に“無給”発言が出てきたことについて、メッシは「会長の発言は場違い。そう言ったことを言う必要がないと思うから傷ついたし、自分の責任を放り出し、物事の結末を受け入れず、責任を持たないようなもの。僕に対してそういった疑念を生み出すというのは不当なものだと思う」と発言した。
一方で、バルセロナに対しては愛着を持っており「ほぼはっきりしていて確実なのは、僕らは改めてバルセロナで生活するだろうということ。僕らの生活はあそこにある。妻も僕もそれを望んでいる。パリでの契約がいつ終わるか分からないが。できることならクラブの役に立ちサポートしたい。いつか強化部の仕事をしたいと思っていて、それがバルサになるかどうかは分からないし。別の形になるかもしれない。その可能性があるなら自分の愛するクラブを助け、チームが良い状態になると良い」と話した。