前田大然ハットトリック!横浜M8発大勝 得点ランク独走態勢&ACL出場権獲得
「明治安田生命J1、横浜M8-0FC東京」(6日、日産スタジアム)
2位の横浜MはFW前田大然(24)のハットトリックなどでFC東京に8-0で大勝した。勝ち点75で3位以上が確定し、来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。
記録的大勝を呼び込む「前田劇場」だった。日本代表の前田が今季2度目のハットトリックを達成した。前半だけで2得点。クラブでは1998年の城彰二以来、日本2人目となる20得点の大台に乗せると、4-0の後半3分に頭で3点目。今季21得点で得点ランキング2位に4点差をつけ、得点王へ独走態勢に入った。
主戦場としていた左FWではなく「やりやすい」と自ら語る1トップで起用された。規格外の走力で守備網を寸断し、得点以外でも存在感を発揮。マスカット監督は「今日の素晴らしいパフォーマンスが欧州で放送されないことを祈る」と冗談を交えてたたえた。
チームは2018年の仙台戦以来となるクラブ最多タイ8得点で来季のACL出場も決めた。起爆剤となった前田は勢いに乗って、W杯最終予選に臨む日本代表に合流する。
「ゴールを取らないと生き残れない」と決意をにじませた。サイドだけでなく中央でも結果を残した。前線で複数ポジションをこなす多機能性は起用の幅を広げ、森保監督の頭を悩ませることにもなりそうだ。